平安時代の貴人の怨霊(八所御霊)を祀り疫病災厄から都を守る神社   御所の産土神

下御霊神社

はじめに

下御霊神社

平安時代は国風文化・貴族文化が隆盛した時代である事は皆様よくご存知だと思いますが、一方で災害や疫病の流行が繰り返し起こった不安な時代でもありました。医術や科学が未発達の時代において次々に起こる災いになす術がなく、官民を問わずその恐怖に畏れおののいた事でしょう。

当時の人々はその原因を貴人の怨霊がもたらすものと考え御霊(ごりょう)としてお祀りすることにより災禍からお守りいただこうと御霊会(ごりょうえ)を行うようになりました。
初めは京の郊外でそれぞれの御霊が祀られていましたが、後にまとめて八所御霊としてお祀りする事で御神徳が高まると考えられ当社が御鎮座されたものと思われます。怨霊となった貴人とは政治抗争の中で冤罪を被り非業の死を遂げられた方々でございます。

しかしながらこれは決して昔話ではなく、文明の発達した現代社会においても新型インフルエンザの流行もありまた災害も必ずどこかで起こり得ます。
人智の及ばないものに対する不安は今も昔も同じで、それが故に信仰がありそこから希望へとつながればと切に願っております。

この度東日本大震災において悲しくも犠牲になられた方々へ謹んで哀悼の意を表します。一日も早い復興をお祈り申し上げます。

沢瀉に水



下 御 霊 神 社

し も ご り ょ う じ ん じ ゃ



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