神輿庫

クラウドファンディングによる
神輿庫(土蔵)修繕事業のご案内

平素は当社に関して様々にご協力を給わり御礼申し上げます。

新型コロナという疫病によって亡くなられた方々に哀悼を表しますとともに、
少しでも早く鎮疫回復されますよう心よりお祈り申し上げます。

さてこのような状況下ではありますが、今回当社の神輿庫の全面修繕を行います。

傷みが激しく雨漏り等により貴重な神輿が破損することを防ぎ、
また京都市景観重要建築物等に指定されていることから、
修繕することで町並み保全に寄与致したいと存じます。

工事費用につきましてはクラウドファンディングを利用して寄付金を募り、
氏子内外を問わず多くの方にご協力を給わりますれば幸甚です。

下記の基金を通じてご寄付いただきますと、寄付金控除の対象となります。

何卒よろしくお願い申し上げます。

令和3年9月吉日

下御霊神社
宮司  出雲路敬栄
任意団体 下御霊神社社殿修復準備会

公益財団法人 京都地域創造基金

神輿庫(土蔵)

神輿庫

私は下御霊神社で300年以上お神輿を守り続けてきた土蔵です。
聞いて頂きたいお話があります。

私が生まれたのは今から300年以上前、江戸時代の中頃でして、
宝永の大火で神社の全てが燃えてしまった後、
時の天皇様、上皇様より神殿と立派なお神輿を賜った際に建てられたんです。

大宮神輿

宮中より賜った大宮神輿

生まれて約80年後、天明の大火がおこり、なんと京の都が丸2日燃え続け、
またもやほとんどの建物が焼失してしまいました。
しかしその中で私は、頑丈に造られていたお陰か燃えずに、
大切なお神輿を守り抜くことができたんです。
土蔵としての本領を発揮出来たんですよ。

それから幕末のいわゆる蛤御門の変
皆さんお聞きになったことがあるでしょう、またまた京の町に火がつきました。
今度は戦火ですからね。いやいや、この時は本当にヒヤヒヤしましたよ。
だってお祭りが始まった次の日…
お神輿が拝殿に飾られた後だったので、私は守りたくてもどうしようもなかったのですから。
あの重さは少人数で動かせるものじゃありませんし、第一町の中は大混乱で…。
でも幸いなことに類焼を免れ、全く被害がなかったんですよ。
もし火事になっていたら、貴重なお神輿は失われていたでしょう。

漆喰扉 (菊の御紋)
漆喰扉 (社紋)

私は今回の久しぶりの修繕が楽しみです。
同じ土蔵仲間がどんどんいなくなって寂しいんですが、
それだけに余計に私は後世に残っていく
価値が高まっていると思うんです。
伝統建築は自然と共生してきた日本人の
知恵の結晶ですもんね。
近年は多くの人が私を見に来られますよ。
ちょっと照れくさいんですが…
菊の御紋と社紋が立体的になっている
漆喰が目立つんでしょうね。

そうそう、左官になりたくて
あるところに弟子入りすることが決まった高校生が
私の存在を知って見に来ましてね。
やっぱり自分は立派な左官になるんだって・・・
決意を新たにして目を輝かせて帰りましたよ。
日本の未来は明るい!
伝統や文化をおろそかにして未来はありませんから…。

神輿庫をめぐる歴史年表

宝永5年(1708) 宝永の大火により禁裏御所、公卿邸宅、武家屋敷、寺社及び民家約1万軒以上焼失。
当社も全焼し神輿庫と神輿、祭具も焼失する。

宝永 6年(1709) 東山天皇、霊元上皇より新たに神輿本体(大宮神輿)を御寄付せられる。併せて新たな神輿庫が建造される。(現在とは違い本殿の北側にあった。) 仮皇居の内侍所旧殿を本殿として御下賜せられる。

天明8年(1788) 天明の大火により市中がまる2日間燃え続け、禁裏御所から民家まで約3万7千軒が焼失。
火が迫る中、本殿の御神体を奉じて下鴨社内に仮遷座する。当社ほぼ焼失するが神輿庫と他の土蔵は焼失を免れ、中にある貴重な神輿や祭具、資料等が難を逃れる。

寛政2年(1790) 再度宮中より仮皇居の内侍所旧殿を本殿として御下賜せられる。(現在の御本殿)
本殿再建に先立って神輿庫を現在の位置(境内南東)に移す。

元治元年(1864)   7月19日※長州藩による禁門の変(蛤御門の変)が起こり、市中に戦火が広がり約2万7千軒が焼失。
またも本殿の御神体を奉じて田中村から上賀茂村まで逃げ最終的に今宮社に仮遷座する。
幸いにも焼失を免れ5日後に本社に還り鎮座。8月18日の御霊祭は巡幸中止を命ぜられ神事のみ斎行した。

安政3年(1856) 神輿庫を修飾

明治16年(1883) 神輿庫を修繕

7月19日※
明治8年までは旧暦の7月18日神幸祭巡幸~8月18日還幸祭(御霊祭)巡幸のひと月にわたるお祭りでした。
つまりこの戦火が起こった日には例年通り神輿が拝殿に飾られ奉安されていたわけで、少人数で動かす
ことができない重い神輿はそのまま放って逃げるしかなかったのです。

 

 

工事予定など

令和4年2月中  神輿を始め祭具を移動する。

令和4年3月より 素屋根足場組立、応急処置開始

令和4年4月より 本工事開始 木工工事、屋根瓦工事 、 左官工事

令和4年12月中に完成予定

寄付方法と目標金額

     公益財団法人 京都地域創造基金

〒602-0862 京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284番地

お電話でのお問合せは075-257-7883

38,000,000円

クラウドファンディング

下御霊神社 神輿庫(土蔵)修繕工事
クラウドファンディング

返礼品、修繕後の氏名掲示などは予定しておりませんのでご了承ください。